家庭用給湯器って?
みなさんのご家庭の給湯器(ボイラー)は、何をお使いですか?
電気を利用するエコキュートについては下記の記事でお伝えしました。
しかし、電気以外で給湯用や暖房用として給湯器を使うご家庭も多いのではないでしょうか?
「給湯器(ボイラー)」とは、簡単に言うと「水を加熱して、温水を作り出す装置」のことです。
給湯器には、熱源に何を利用するかによって主に2つに分かれます。
種類 | 石油給湯器 | ガス給湯器 |
---|---|---|
熱源 | 石油 | LPガス、都市ガス |
家庭用給湯器の価格は?
石油給湯器、ガス給湯器ともに大きさ等によって幅はありますが、価格は20万~30万円程度。
売れ筋は25万円前後です。
給湯器の中でもランニングコストが良いのは「石油給湯器」です。
熱源の燃料が灯油であるため、ランニングコストが抑えられ、家計に優しい給湯器といえます。
とくに、お湯をたくさん使う寒冷地などでは重宝されます。
ただし、石油もガスも輸入に頼っていますので、資源価格に影響を受けることは知っておく必要があります。
いずれも設置には、本体価格+工事費で、25万~35万円ほど費用がかかります。
家庭用給湯器の寿命はどれくらい?
給湯器の寿命、耐用年数は7~10年です。
約10年を目安に石油給湯器の点検、交換を推奨されています。
とくに石油給湯器は、他のガス式や電気式に比べ寿命が長いのがメリットです。
しかし、動いているから、トラブルがないからと使い続けていても部品の経年劣化は必ずやってきます。
そのため、買い替え時を知っておくことがとても大切です。
家庭用給湯器の故障、買い替え時
故障や買い替え時のサインとしてよくある症状をご紹介します。
まずは石油給湯器を見てみましょう。
石油給湯器の故障の症状
- 煤(すす)や汚れからくる点火装置や炎検知器の故障
- 給湯器の下が濡れている(灯油漏れ、水漏れ)
- 給湯器を使うと黒い煙が出てくる等
また、不良灯油を使うと寿命を縮めてしまいますので注意が必要です。
不良灯油は、「昨シーズンから持ち越した灯油」「温度の高い場所で保管した灯油」「日光のあたる場所で保管した灯油」などが該当しますので気をつけましょう。
続いて、ガス給湯器です。
ガス給湯器の故障の症状
- 給湯器から異音がする
- お湯の温度がぬるい
- 追い焚きができない
- 給湯器から煙が出てくる等
今お使いの給湯器にこれらの症状がある場合は、放置せずにすぐヤナシマにご連絡ください!
簡単な部品交換や修理で済む場合もあります。
ですが、生産開始から10年以上経過するとメーカーに部品がない場合も多いです。
ちなみに、給湯器は交換してから10年経つと、交換時期のサインとしてエラーコードが出ます。
これは故障ではないのですが、交換をおすすめします。
また、10年経たなくても、故障して修理代が高くつくような場合は、寿命を待たずに買い替えをおすすめすることもあります。
給湯器は生活に欠かせないものです。
とくに寒い冬に「お湯が出なくなった!」「お風呂に入れない!」なんてことになると大変です。
完全に故障してしまう前に時期が来たら買い替えを検討されることをおすすめします。
給湯器使用上の注意
石油給湯器を使用している場合、石油が入っていない空の状態で空焚きすると故障の原因となります。
この場合は、エア抜きが必要ですので気をつけましょう。
また、日頃から石油タンクの残量を常にチェックするようにしてください。
家庭用給湯器はどのメーカーがよい?
ヤナシマでは、お客様のご希望により、様々なメーカーの製品を取り扱っています。
特に、家庭用給湯機器、暖房機器製造で日本全国に営業所があるノーリツの製品、国内シェア3大メーカーである石油ファンヒーター、ストーブなどの暖房機器でおなじみのCORONA(コロナ)をおすすめしています。
ちなみに、ノーリツはガス給湯器、石油給湯器の両方の商品があり、コロナは石油給湯器のみとなります。
また、井戸水をお使いの方は、石油給湯器の貯湯式(ちょとうしき)をおすすめしています。
家庭用給湯器の新規の設置や交換などお考えの方は、ぜひヤナシマにご相談ください。